私の新人時代〜無知なおたんこナース〜
少し、私の新人の頃の話をしますね。
ちょっと恥ずかしいですが、こんな私でも10年以上看護師を続けられているので、きっとみなさんの励みになると思います。
エピソード1 【へんてこな答えでお尻を叩かれる】
みなさんは、『けつばい』って何のことかわかりますか?
入職して間もないある日、ベテランお局看護師から「今日けつばいがあるから見学してね。」と言われました。
その時点で私は、「けつばい?けつばいってなんだろう・・・」と思っていたわけです。
そんな時、そのお局看護師から「けつばいって何だと思う?」と聞かれました。
『けつ』はたぶん『血』のことだろうけど、『ばい』ってなんだろう・・・私の今まで勉強してきた知識を振り絞って出した答えが「梅毒の検査ですか・・・?」でした。
「何言ってるの!」とそのお局看護師から、見事にお尻を叩かれましたよ^^;
もちろん梅毒の検査ではありません。
『血液培養』のことです。
血液培養って言われればおそらく分かったのですが、いきなり「血培」と略語で言われてもわからないしーー!!と思いません?・・・が、そんなことは言えませんでした。
その当時はすごく落ち込みましたが、お尻を叩かれたことは今となってはいい思い出です 笑
エピソード2 【2回目の夜勤でプリセプター激怒】
これは、私の2回目の夜勤の時の話です。
当時は3交代制だったので、準夜の勤務でした。
痴呆気味で寝たきりの患者さんがおられたのですが、就寝前におむつ交換をして就寝してもらいました。
その後、1時間毎に巡視を行い、患者さんはすごくよく眠っていたので、起こさないようにそーっと呼吸の確認などをしていました。わざわざ起こすのもかわいそうだし、少し目が覚めた時におむつ交換と体位変換をしようと思っていたのですが、結局準夜が終わる時間になっても起きず・・・。
おむつ交換と体位変換は結局しないまま。
今の私からすると本当にありえない話です。
しかし、新人の頃の私は、患者さんが寝ている時の体位変換とおむつ交換はどうすればいいのかわかりませんでした。聞けば早い話なのですが、質問が苦手な私はプリセプターにも聞けず・・・
それよりも、とにかく夜勤を乗り切ることで精一杯でした。
結局、深夜の夜勤の人がぐっしょり濡れた寝衣と横シーツを変える羽目に・・・結果、患者さんにも申し訳ないことをしてしまいました。
当然、プリセプターにもこっぴどく怒られました。 泣
しばらく引きずっていましたが、今となっては「こんな時代もあったなあ」と懐かしく思うものです。
いかがでしたか?
当時の私は本当に無知でおたんこナースだったことがわかるでしょう^^;
そして自分のことでいっぱいいっぱいでしたし、正直患者さんのことまで考えられませんでした。
しかし、こんな私でも看護師を続けられています。
新人の頃はわからないことばかりです。それは仕方ありません。
これから働いていく中で、知識を増やし、実践を踏み、時には失敗もしながらみんな成長していくのです。
できないからと言って落ち込まなくても大丈夫。
できないことは、これからできるようになればいいのです。
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