新人看護師お悩み解決

タイムテーブルとタイマーを活用すると仕事がうまくいく

 

 

みなさんは、タイムテーブル(タイムスケジュール)とタイマーを活用していますか?

 

 

もしかしたら、既に活用している方も多いかもしれませんね。

 

 

私が初めて入職した病院では、新人看護師全員にタイマーが支給されました。
その真意は、『タイマーを活用しタイムテーブルを管理しなさい』ということです。

 

 

私は新人の頃からタイムテーブルとタイマーを活用してきました。

 

そして、看護師歴10年以上になる現在でも活用しています。

 

なぜなら、この2つを使うことは仕事を行う上でとても有用だからです

 

 

実は、たまに点滴や処置が少ない時など、タイムテーブルとタイマーを使わずに仕事をする時もあるのですが、そういう時は結構抜けがあったりするんですよね^^;

 

「あと30分したら点滴更新に行こう。」とその時は思っていても、急に忙しくなったり他のことを考えていたりすると、点滴更新のことをすっかり忘れ・・・

 

昼休憩でご飯を食べている時に、「はっ!!点滴更新してなかった!!」と思い出すこともあります。

 

 

なので、仕事をもっと効率的にやりたい、抜けをなくしたい、準備不足で慌ててしまう、と悩んでいる方はぜひこの2つを活用してほしいと思います。

 

 

 

 

タイムテーブルとタイマーを活用することのメリット5つ

 

 

では、タイムテーブルとタイマーを使うことで、どのような良いことがあるのでしょうか?

 

例のタイムテーブル表を見ながら説明していきますね。

 

 

日勤タイムテーブル一例)
タイムテーブル一例

 

1.紙面で一日のスケジュールの全体を把握できる

 

 

一日の仕事内容を把握しておくことは、物事を段取り良く進めていくために重要なことです。

 

パッと見て今日のメインはCV挿入介助だなと分かり、それを中心に計画を立てることができます。

 

また、全体像を把握することで、仕事の繋がりが見えてくるようになり、その結果、段取り良く仕事を進められるようになってきます。

 

 

 

 

2.予定を立てておくことで準備ができる

 

 

「今日は14時からCV挿入の介助があるから、昼休憩上がってすぐに物品の準備をしよう」とか「午後からは介助につかないといけないから、午前中にケアを終わらせておこう」など、その処置に備えて準備をすることができます。

 

そうすることで、たとえCV介助の時間が押したとしても、「まだケアが終わってないのに〜!」と慌てふためくことが少なくなります。

 

 

 

 

3.優先順位を考えられるようになる

 

 

「やることが多すぎて何から手を付けていいかわからない!」

 

始めの頃は、優先順位を考えるのはなかなか難しいです。

 

それはまだ仕事自体に慣れていないためなので、できなくて当たり前です。焦らず、自分を責めないようにしましょう。

 

毎日コツコツとタイムテーブル管理をやっていれば、段々と優先順位が分かるようになってきます。

 

できていないことをピックアップし、それを並べて重要なことから順番にやっていく訓練をすれば、自然とできるようになってきますよ。

 

 

 

 

4.うっかり忘れや、仕事の抜けを防止できる

 

 

その時は覚えていても、忙しかったり予定外のことが起きたりすると人は予定を忘れるものです。

 

そんな時はタイマーをかけておくと、うっかり忘れを防ぐことができます。

 

CV介助などの大きい仕事を忘れることはあまりないと思いますが、血糖測定や点滴更新など時間指定があって、忙しいと自分がつい忘れがちになるものに使うと効果的です。

 

その時間にタイマーをセットしておけば、例え忘れていたとしてもタイマーが教えてくれます。

 

 

また、「あと30分後、点滴更新忘れないようにしなきゃ。」とずっと頭の中で考えていると、他のことを集中して考えられなくなったりします。

 

その30分を有効活用するためにもタイマーを使ってください。点滴更新を30分後にタイマーが教えてくれるため、点滴更新のことをずっと頭の中で考えておかなくてもよくなるのです。その30分の間にまた別の仕事ができます。

 

これは、いっぺんに色んなことを考えることが苦手な人には、おすすめな方法です。
ぜひ、Myタイマーを持ちましょう。

 

 

私のおススメタイマーも紹介しています^^↓
私のおススメ!なナースタイマー

 

 

 

5.やったこと、やってないことが目で見てわかりやすい

 

 

やったことにチェックをしていき、やってないこと(まだできていないこと)に丸を付けていけば、ひと目見ただけであとは何が残っているのかが分かります。

 

例のタイムテーブル表を見てみると、昼休憩までの時点で12時のCさんの点滴更新と足浴、口腔ケア、Bさんの胸写が終わっていないことがすぐにわかりますね。

 

これをやるだけで、「あと何が残ってるんだっけ?」「まだやってないことがありすぎて何からやっていいかわからない!」という時に、頭が整理でき行動しやすくなりますよ。

 

 

 

 

タイムテーブルとタイマーを活用することのデメリット2つ

 

 

今までメリットの説明をしてきましたが、デメリットも少なからずあります。

 

では、その2つのデメリットとその対策も説明していきますね。

 

 

 

1.タイマーがなると焦る

 

 

自分が今行っている仕事の最中にタイマーがなると、「今の仕事も終わってないのにどうしよう!」と焦ってしまうかもしれません。

 

今行っている仕事がおざなりになるのは考えものですし、焦って失敗したりパニックになったりするかもしれませんね。

 

しかし、タイマーがなるということは、時間通りにやらなければならない仕事があるということです。それは無視できません。

 

 

そういう時は誰かに助けを求めましょう。
「今Aさんの点滴がつまって挿しかえをやってるんですけど入らなくて・・・もうBさんの血糖測定の時間なんです。もし、手があいていたらAさんの点滴をお願いできませんか?」と頼めば、きっとやってくれると思います。(私だったらやります)

 

もし、先輩に嫌な顔をされても患者さんのためなので、そこは割り切ることも大切です。

 

 

他のスタッフに頼ることも看護師にとって必要なことです。看護はチームで行うものですから、何でもひとりで抱え込まないようにしましょう。

 

 

 

 

2.タイムテーブル通りにできないと自分を責める

 

 

タイムテーブルを組んで実践するけれど、時間に追われてばかりで上手くできない。逆にできない自分を追い込んでしまう。という方がいるかもしれませんね。

 

そもそも、看護師の仕事は人を相手にしていますので、自分の思った通りには行きません。
ナースコール、急な検査や処置、緊急入院、患者さんの転倒、自己抜針、点滴漏れ、不穏、急変・・・

 

こういうことが起きると自分が立てたタイムテーブル通りにはいかないものです。

 

しかし、時間通りに完璧に仕事を行うためのタイムテーブルではありません。

 

 

もちろん時間管理はとても大切です。

 

しかし、タイムテーブルのもうひとつの役割は、自分で段取りを組んだり、優先順位を考えたり、予定外のことが起きたときにどう対処していくべきかを考えたりという自分で思考をコントロールし、応用力、判断力をつけるための訓練だと私は思っています。

 

 

初めから上手くできる人はいません。できない自分を責めたり、落ち込まなくてもいいのですよ。

 

今はできなくて当たり前。だったら、これからできるようになっていけばいいのです。毎日コツコツやることで、結果は必ず後からついてきます。

 

今はできなくても、徐々にできるようになりますよ。

 

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

メリットとデメリットをそれぞれお話しましたが、私はメリットの方が大きいと思います。

 

考える前に、まず実践してみてください。実践、行動ができる人は成長できる人です。

 

 

実際にタイムテーブルの立て方と、タイマーの活用法を説明している記事も書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね^^

 

↓↓↓

 

タイムテーブルの立て方と実践

 

 

 


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