医療事故を起こさないか不安
看護師は患者さんの命に関わる職業のため、一歩間違えれば患者さんを危険に晒してしまう可能性があります。些細な確認ミスが大きな事故を招きかねない、そういう現場で今私達は働いています。
医療ミスを起こさないように、細心の注意を払うことはとても重要です。
しかし、いつか自分が医療事故をおこしてしまわないかと、不安や心配に押しつぶされていませんか?
特に今までにインシデントをおこしたことがある人は尚更そうですよね。
しかし、「いつか医療事故を起こしてしまうかもしれない」と思うことは、とても大切なことなんです。
人間は完璧ではありません。
『人間は必ずミスをする』と考えることが、事故防止の第一歩になります。
心配することは大切なことです。
心配症な人は、そうでない人たちよりも敏感な人です。何か困ったことが起きないよう、用心します。心配で何度も確認したりします。
この『確認すること』は医療現場で働く上で最も大切です。
私は今まで何度もインシデントを起こしたことがありますが、やはりちょっとした確認ミスによるものが多いです。(ただし、確認ミスだけではなく、環境やその時の状況なども関連してきますので一概に確認さえすればいいいというわけでもないのですが)
むしろ「私は大丈夫」と思っている人の方が、よっぽど医療事故を起こすリスクがあります。
そんな時、実際に私は針刺し事故をしてしまいました。
私は今でも不安です。
私のこの不安は、看護師として働いていく以上ずっとあるものだと思っています。
もう一度言いますが、不安や心配をすることは、医療現場にとってはとても良いことです。
不安を無理に取り除こうとする必要はないのですよ。
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