新人看護師お悩み解決

緊張しない方法ってあるの?

 

 

みなさんは仕事を行う上で『緊張』することがありますか?

 

 

私は、すごく緊張するタイプです。

 

ある特定の医者の診察介助や、怖い先輩看護師との夜勤。
他にも研修発表の時は声が震えますし、ディスカッションなど人前で意見を言うときも緊張して、自分が何を話しているかわからなくなる時もあります^^;

 

 

緊張さえしなければ、もっと上手くできるのに・・・

 

緊張しない方法が知りたい!

 

と、私と同じ様にあなたも思っているかもしれませんね。

 

 

 

果たして緊張しない方法はあるのでしょうか?
一緒に探ってみましょう。

 

 

 

大切なのは適度な緊張

 

 

人前で何かを行うとき、注目される時は誰しも緊張するものです。慣れない採血や点滴をするとき、初めての処置につくとき、先輩看護師から指導を受けるとき・・など、緊張を感じている時はあまり気持ちのいいものではないですよね。

 

しかし、緊張というのは本来私達にとって必要なものです。

 

適度な緊張は集中力を上げ、神経を研ぎ澄まします。それが事故防止に繋がったり、物事の成功率を上げてくれたりもします。

 

しかし、緊張をしすぎると交感神経を活性化させすぎてしまい、悪い症状が出てくるわけですね。
頭が真っ白になってしまったり、パニックになったり、動悸や息切れがしてきたり、手や声が震えてきたり・・・

 

この症状が出てきてしまうと、上手くいくものも上手くいかなくなってしまうものです。

 

 

では、そんな時に緊張しない方法はあるのでしょうか?

 

 

実は、
精神科医によると、全く緊張しなくなる方法はないそうです。

 

 

はあ〜〜〜ガッカリですよね・・・。

 

そもそも緊張を完全に取り除くというのは、人間の本質上無理だそうです。

 

しかし、問題なのは『緊張をしすぎる』ということ。
大切なのは、緊張しすぎず『適度な緊張を保つ』ことだそうですよ。

 

 

では、過度の緊張を適度な緊張にするためにはどうすればいいのでしょうか?

 

そのために実際に私が行っていること、効果がありそうなものをまとめてみました。

 

 

 

イメージトレーニングをする

 

 

私は新人の頃からイメージトレーニングをやっていて、現在でもたまにやっています。
これをやるのとやらないとでは、その時の心の持ちようが全く違ってくるので、おすすめです。

 

 

例えば、採血の時に緊張してしまう人は、採血する手順を具体的にイメージしてみましょう。

 

それをイメージすることで、スピッツは取りやすいここに置いてた方がいいな、とか、テープは最初に切っておかないと、など自分を客観的に見ることができます。

 

イメージをして、何度も繰り返しシュミレーションしましょう。
何度もシュミレーションをすることによって、自分の中での採血のイメージが明確となっていき、不明確な要素が少なくなってきます。

 

 

私は急性期病棟に勤務していたたため、よく急変時の対応についてシュミレーションしていました。
もし、自分が急変に当たったら・・まず人を呼んで、モニター、酸素、ルート確保して・・・など、具体的にイメージをして夜勤に入ったりしていました。

 

そうすることで、いざ急変に遭遇したとき意外と冷静に対応できましたよ。

 

 

このイメージトレーニングはあらゆる場面で活用できるので、ぜひやってみてくださいね。

 

 

緊張している自分を受け入れる

 

 

緊張をしないようにしようと考えれば考えるほど、逆に緊張が高まってしまうものです。
先程述べた様に、緊張は悪いものではありません。

 

それならば、いっそのこと緊張を受け入れてしまいましょう。

 

人間は誰しも緊張するものです。むしろ当たり前のことなんだ、みんな私と同じなんだ、と思えれば少し楽になれませんか?

 

 

例えば、自信がない採血をやる時に手が震えるとします。自信がなくて緊張するときは、誰でも手が震えるものです。(私も新人の頃は手が震えてました)

 

そこで、手が震えることを受け入れてみましょう。

 

実際に、震える手を見て「私の手よもっと震えろ」と手をもっと震わせてみると、震えがおさまったという体験談を聞いたことがあります。

 

面白いですね。これは、緊張している自分を受け入れたのですね。

 

一度試してみてもいいかもしれません^^

 

 

 

深呼吸をする

 

 

私は緊張するとよく深呼吸をするのですが、これは既にやっている人も多いかもしれませんね。

 

緊張は交感神経が活発することで生じます。よって、緊張を和らげるためには逆に副交感神経を刺激してあげればいいわけです。

 

副交感神経を刺激するためには、自分が『リラックスできる』と感じるものをやればいいです。
軽いストレッチだったり、音楽を聴いてみたり・・・

 

色々と自分なりのリラックス方法があると思いますが、臨床の現場ではやはり深呼吸が一番有用な手段かな、と思います。

 

 

完璧にやろうとしない

 

 

完璧にできる人間はこの世にいません。

 

採血も百発百中で採れる人なんていないですよね。

 

完璧にやろうと思うから余計に緊張してしまうのです。

 

「採血も失敗することだってある」という気持ちでいると、緊張しすぎずにできると思いますよ。

 

ただし、私たちは命を預かっている仕事でもあるので、失敗してはいけないこともあります。

 

技術的な面は多少失敗してもそれを次に生かせばいいのですが、命に直接関わることは十分に注意が必要です。

 

 

 

自信をつける

 

 

やはり最終的には『自信をつける』ことが一番大事です。

 

緊張する背景には、「採血を失敗して患者さんに迷惑をかけたらどうしよう」という恐れあります。

 

「採血は得意!私に任せて!」という自信があれば、きっと緊張なんてしないですよね。

 

私も新人の頃は採血一つにしてもすごく緊張していましたが、今では自信がついて緊張しなくなりました。(なんせ10年以上採血してますからね^^;)

 

自信をつけるために必要なことは、たくさん経験をしてその成功体験を得ることです。
今はたくさん経験をする時。経験も少ない新人の頃は自信がなくて当たり前です。

 

経験をしないと成功体験も得られません。自信もつきません。
なので、みなさんにはもっと多くのことをたくさん経験してほしいと思います。

 

 

臨床では、実践あるのみ。

 

経験を積めば積むほど、自然と自信はついてくるものです^^

 

 

 


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