要領よく仕事をするための5つのヒント
自分は要領が悪いと悩んでいませんか?
そもそも、要領がいい人とはどの様な人のことを言うのでしょうか。
大辞泉で調べてみると、
・処理の仕方がうまい。手際がいい。
・手を抜いたり、人に取り入ったりするのがうまい。
と記載されていました。
つまり、仕事を行う上で準備や段取りが上手く、自分の仕事にかかる時間を把握していてテキパキとスケジュール管理ができる。手が空いている人に頼める仕事を依頼できる。
と言ったところでしょうか。
要領がいい人を見ると羨ましいですよね。
周りからの評価も高いですし、残業も少ない人が多いし・・・
性格的なものもあるのでしょうが、やはり『もっと段取り良く仕事をしたい』『無駄な時間を上手に使いたい』と思うものです。
そこで、今回は要領よく仕事ができるようになりたい人にやってほしい5つのことを紹介したいと思います。
1.要領がいい人の真似をする
周りのスタッフをよく見てみると、要領がいい人は必ずいます。
まずは、その人の仕事ぶりを観察してみましょう。
例えば、申し送りが始まる前には、情報収集だけではなく検温セット(血圧計、体温計、聴診器、SPO2モニターなど)を一式準備しておいて、申し送りが終わり次第すぐに部屋周りができるようにしている人もいます。
昼休憩前の3〜5分のちょっと手が空いた時間に、少しでも記録をしている人もいます。
実は、このちょっとしたことの積み重ねが大事だったりするのです。
他のスタッフを観察してみて、この方法すごくいいな、自分でも出来そうだなと思ったことは、どんどん取り入れてみてください。
2.タイムテーブルを活用する
これは基本ですので、やっている人も多いと思います。
一日の自分の仕事内容を、時間ごとで割り振り管理をするということです。やったことにはチェックをしていき、ひとつづつ抜けのないように消化していきます。
まず、一日の全体像を見れるので、これとこれは同じ時間にできるな、とか、この処置が終わった後にこのケアができるな、とわかってきます。
慣れないうちは、複数のことを同時にやろうとすると混乱してしまうので、まずは全体のつながりを意識することから始めてみましょう。
次に、タイムテーブルを活用すると自分ができることとできないことが分かるようになり、この処置に自分がどれくらい時間がかかるのか、どれくらい時間をみて動いたらいいのかを考え行動ができるようになってきます。
逆算して仕事が出来るようになると、漏れや予定超過が防げるようになってきます。
ただし、新人さんはひとつのことに対してどうしても時間がかかってしまうので、焦る必要はありません。多くのことをいっぺんにしようとするのではなく、ひとつずつ丁寧にやりましょう。
手技や処置に慣れ自信がついてくれば、自然と段取りが組めるようになるものです。
こちらの記事でタイムテーブルについて詳しく書いていますので、よかったら読んでみてくださいね
↓↓↓
3.優先順位を考える
段取り良く仕事ができる人は、優先順位を付けるのも上手です。
それは今すぐにすべきことなのか、後からやっても問題ないものなのか。それは必ず自分がすべきことなのか、他のスタッフに頼めることなのか・・・
例えば、すごく忙しくて手がまわらない時でも、受け持ち患者さんの観察や記録は必ず自分がやらないといけませんが、清拭などのケアは他の人に手伝ってもらってもいいですよね。
優先順位の高い順番からやっていくと、あれもしなきゃ!これもしなきゃ!と慌てふためくことが少なくなると思います。
また、要領うんぬんという前に患者さんの命を預かっている私達の仕事は優先順位の判断が大切です。
4.他のスタッフに頼ってみる
新人さんはなかなか先輩に頼みづらいとは思いますが、どうしても自分のキャパシティを超えてしまうこともあると思います。
そんな時は、困っている自分の今の状況を素直に話してみましょう。
時間指定の点滴が終わっていない、この処置の準備にどう動いていいかわからない、など自分が困っていることを伝えてみてください。
困っている後輩に頼まれれば、サポートしてあげたいと私は思います。
看護はチームで行うものです。
ひとりで抱え込まず、先輩や上司を頼ってみましょう。
人は頼りにされると意外と嬉しいものですよ。
5.料理をしてみる
なぜここで料理の話?と思うかもしれませんね。
実は、要領よく仕事をしたいという人に私がおすすめするのは料理です。
私の友人達をみてみても、手際よく料理ができる人は仕事も段取り良くできる人が多いなと感じます。
例えば、なすとベーコンのパスタを作るとしますね。
まずは何から手を付けますか?
具材から切りますか?それともパスタを茹でますか?
パスタを作る工程がある程度分かっている人でしたら、まずお湯を沸かすと思います。
お湯を沸かす時間と、パスタが茹で上がる時間を上手く利用するのですね。
お湯が湧く間、じーっとお湯を見ている人も居るのですが、見ていなくてもお湯は勝手に湧くものです。
その間に具材を切り、ソースを作ります。具材もなす→ベーコンの順番に切ると、まな板や包丁もわざわざ洗わなくて済みますね。そして、要領がいい人はソースを煮詰めている間にパスタを茹で始め、その間に洗い物までやってしまいます。
まず具材を切りソースを作ってからパスタを茹でる人は、前者の2倍時間がかかってしまうわけです。そして、料理が終わった後も台所がゴチャッとしています。
料理ができる人は、どうやったら段取り良く進められるかを、常に考えて行動しています。
これは仕事でも言えることです。
仕事を段取りよくできる人は、一日の全体像を捉えて逆算し、段取りよく仕事を進めるために常に頭を回転させて仕事をしています。
しかし、これは『パスタを作る工程』=『一日の仕事の全体像』が頭に入っていることが前提です。
したがって、まずはあらゆる仕事を経験し、それに慣れるというのが前提です。
そうすることで、全体像を捉えられるようになり、タイムテーブル管理や段取りを考えることができます。
まだ仕事に慣れていないうちはできなくて当然です。
色んなことを経験することによって初めて要領というものを意識できてきます。
焦らなくてもいいのですよ。
その間にまずは、料理をして段取りをする力を身に着けてみてもいいかもしれませんね^^
まとめ
いかがでしたか?
もし、自分にもできそうだなと思ったことは、ぜひやってみてくださいね。
しかし、仕事は要領がすべてではありません。
要領がいい人もいれば悪い人もいる。それはそれでいいと思います。
みんな要領がいい看護師ばかりだったら、逆に怖いです。要領がいい人は手を抜いたりすることもありますからね。それをカバーしてくれる人も必要です。
要領だけにとらわれる必要はありません。
取り入れられる部分は取り入れて、あとは自分らしく看護をやってほしいと思います
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