私は看護師に向いていない
私は看護師に向いていないのかも・・・
そう思ったことはありませんか?
私は、何十回も思ったことがあります。
そもそも、看護師に向いている人とはどんな人を言うのでしょうか。
明るく、コミュニケーション能力が高い人?
自分を犠牲にして他人に尽くせる人?
要領がよく、臨機応変に対応できる人?
確かにこれらの能力を持っていれば、看護師としての役割をより発揮できるかもしれません。
しかし、自分はそうではないからといって悩まなくてもいいのですよ。
私は人と話すことが苦手です。
コミュニケーションが苦手な私は『自分には看護師は向いていない』と、ずっと思っていました。
しかし、現に10年以上看護師として働いています。
私は幼少の頃から内向的でコミュニケーションが苦手だったので、それを知っている親戚からは「よくそれで看護師ができるな。お前が看護師をしているところが想像できない。」と未だに言われます。
そして、学生だった頃も、「もう少し自分の意見を言いましょう」と言われていましたし、看護師6年目だった頃も、「もう少し積極的に」と評価表に書かれるくらいです・・・。
しかし、一方で、看護学校の友人からは「マッキーって師長に向いてるよね!マッキーが師長さんだったらいいと思う!」と看護師どころか看護師長に向いていると言われ驚いたことがあります。(自分では本当にそうは思わないのですけど・・・)
つまり、向いているとか、向いていないとか、それは自分が決めることではないのですよ。
もしかしたら、上司や先輩、教師などに「あなたは看護師に向いていない」と言われた人もいるかもしれません。
せっかく必死で取った資格なのに、そんなことを言われたらとてもショックですよね。
しかし、たとえ上司や先輩に「あなたは看護師に向いてない」と言われても気にすることはありません。
それは、その人だけの主観的意見です。
患者さんは、「あなたは看護師に向いている」と思っているかもしれません。
あなたのことを看護師に向いていないと思っている人もいれば、あなたは看護師に向いていると思っている人も必ずいます。
つまり、向いている、向いていない、ということを考えること自体意味がないのです。
それよりも、自分は看護師に向いていないと、なぜ、思うのか。
向いていないと思う所(短所)をどうやったらカバーできるのかを考えてほしいと思います。
私は、コミュニケーションが苦手なところを、笑顔でカバーしています。
コミュニケーション能力を褒められたことは一度もありませんが、笑顔だけはよく褒められます。
人間は誰しも長所と短所があるものです。
大切なのは、長所を活かしながら、短所をどうカバーするか、です。
自分は要領が悪いけど、患者さんの話をじっくり聞ける、とか、コミュニケーションはうまく取れないけど、言われたことはしっかり最後まで責任を持ってやれる、など、あなたの強みは必ずあるはずです。
自分は看護師に向いていないと悶々と考えて悩んでも答えは出ませんし、考えること自体意味がありません。
「向いている、向いていない」という言葉に振り回されず、自分の強みは何なのか、自分の弱みをどうやったらカバーできるのかをぜひ考えてみてくださいね。
あなたを必要としている患者さんはたくさんいます
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