タイムテーブルの立て方と実践
それでは、今回は具体的にタイムテーブルの立て方と活用方法について説明していきたいと思います。
タイムテーブルの立て方
1.まず、縦に自分の勤務時間を割ります。
まずは1時間毎に割り、必要な場合は30分毎に割ります。やることが多そうな時間帯は幅を広くとっておきましょう。
2.次に時間指定のある仕事を書いていきます。
例えば、抗生剤の点滴、点滴の更新、血糖測定、OP出し、吸引、体位変換、食事介助、配膳、配薬、尿量測定、申し送り、医師から時間指定された処置の介助などがあります。
心配でしたらすべて書いてもいいですが、吸引や配膳、食事介助など書かなくても自分でわかるものは書かなくてもいいですよ。その方がすっきりして見やすいです。
3.次に時間指定のない仕事を書いていきます。
環境整備、記録、清拭、洗髪、(食事がとれない患者さんの)口腔ケアなどのケア関係、検査出し、包交、処置などがあります。吸入はAM(午前中)のどこかでやるという意味で記載しています。
これらは時間指定がないので、自分がやれる時間に組み込んでいけばいいですよ。(ただし、患者さんから時間指定で依頼された場合は予定に組み込みましょう)
最初のうちはこれでいいのか不安だと思うので、自信がない時は先輩にチェックしてもらいましょう。
タイムテーブルの活用法
まず、終わった項目には赤チェックを付けていきます。そして、まだ終わっていない(できていない)項目は赤丸で囲むと、パッと見たときに何が終わっていて何が終わっていないのかが一目瞭然です。
下の表を見てみると、昼休憩までの時点でCさんの点滴更新、足浴、口腔ケアとBさんの胸写がまだ終わってないのがわかりますね。
そして、尿量や血糖の値をこのタイムテーブル表に書き込んでいけば、これを一枚見ただけですべての自分が測定した値がわかります。
測定したときにすぐに電子カルテに打ち込んだり、紙カルテに記載できれば一番いいですが、忙しいとできない時もありますよね。
そして、メモ帳に書いていざ報告しようと思ったときに「どこに書いたっけ!?」と慌てて探すこともなくなりますし、記録をする際はこの表を一枚見るだけでいいのでスムーズに記録をすることができます。
タイマーの活用法
タイマーは時間指定のある項目に合わせてかけておきましょう。そして、タイマーをかけるときは、5分前にセットしておくことがポイントです。
11:30分の血糖測定の場合だと、11:25にタイマーをかけます。
5分前行動を心がけておくと、心にも余裕ができ物事をスムーズに進められますよ。
そして、血糖測定が終われば、12:00の点滴更新に向けてタイマーをセットしてください。
その際に、あと点滴の残量がどれくらいあるか、訪室して実際に確認しておくことも大切です。
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まとめ
いかがでしたか?タイムテーブル表とタイマーの活用法について詳しく説明してきましたが、わからないことがあったら気軽に質問してくださいね。
この2つをうまく活用することができれば、あなたの仕事の効率は格段に上がると思います。
最初からうまくできる人はいません。できなくても落ち込まず、少しずつやっていきましょう
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