他人と比べて落ち込んでいるあなたへ〜負の感情から抜け出すためにやってほしい3つのこと〜
「あの子は覚えが早いし、要領がいいのに」
「あの子は先輩と仲良く話せていて、職場に馴染んでいるのに」
「それなのに私は・・・」
と、自分と他人を比べて落ち込んでいませんか?
分かります。
私も、そうでしたから・・・^^;
自分に劣等感があると、無意識に他人と比べてしまうのが人間です。
例えば、私は内向的でコミュニケーションが苦手なのですが、『楽しそうに先輩と話し、職場に溶け込んでいる明るいあの子』を見て、(私はこの職場に馴染めてないのに、あの子は楽しそうに馴染めていて羨ましいな・・)とよく思ったものでした。
つまり、『コミュニケーションが苦手な私』と『コミュニケーションが上手な相手』を比較しているわけですね。
要するに、自分にないもの(自分の悪い所)と相手にあるもの(相手の良い所)を比べて落ち込むわけです。
しかし、自分の悪い所(自分の短所)と相手のいい所(相手の長所)を比較すること自体、意味がありません。
あなたも、わかっていますよね・・・^^
他人と比べれば比べるほど、劣等感が生まれ、どんどん負の感情に支配されてしまいます。
頭では分かっていても、やっぱりどうしても比べてしまう・・
というあなたに、どうすればその負の感情から抜け出せるのか、一緒に考えていきましょう。
出来上がっている基準を気にしない
この世には色んな基準があります。何歳までに結婚した方がいいい、とか、子供は産んでおいた方がいい・・とか。
それは一体誰が決めたのでしょう?別に20代で結婚しなくても60代で結婚してもいいのですし、むしろあなたにとっては結婚さえしなくていいかもしれません。子供を産むも産まないも自分の自由です。なのに、結婚はまだか、子供はまだかと、周りが言ってくる・・・(私は実際この基準のせいで苦労した経験があります)
大抵の人が、その道筋を辿っているからといって、それが自分にも当てはまるとは限りませんよね。
仕事も同じです。
一応、この時期までにここまでできるようにと職場での目標は作ってありますが、成長は人それぞれです。
覚えるのが早い人もいれば、覚えるのが苦手な人もいます。成長が早い人もいれば、マイペースにゆっくり成長する人もいます。
基準は気にせず、あなたのペースでいいのですよ。
周りがどうであろうと、周りが何と言おうと、あなたは、あなたなのですから^^
自分のできることを考える
他人と比べて、自分はできないと諦めていませんか?
比べて諦めるだけでは、自分の成長には繋がりません。
それはとっても、もったいないです。
自分にはできない、ではなく、自分には何が出来るか、を考えてほしいと思います。
私は、先輩に質問をするのが苦手でした。
そもそも、何を質問すればいいのかわからず、質問しても「そんなこと自分で調べて分からないの?」と言われたらどうしようとか、そういうことばかり考えていましたね^^;
でも、勉強してもわからないことは、結局聞くしか無い。
でも、聞くの苦手、どうしよう・・・
そう思った時に、私は、『3日にひとつ必ず質問する』というノルマを作りました。
あの子の様に積極的にいくつも質問することはできないけれど、3日にひとつ、わからないことを予め前日に考えておいて、次の日に質問するというのは自分にもできると思ったからです。
そうすることで、3日に1個ですが、それを続けることで、1年で122個の解らないことが解決できるのです。
私にはできないと諦めて、そのまま聞かないまま過ごしていたら、122個の問題は解決できませんでした。
何でもいいんですよ。
この処置だけは今月中に一人でできるようになろう!とか、今日はこの時間までに清拭を終わらせよう!とか。
自分が今できることを考え、小さな目標を作ってみましょう。
それができた時、達成感を得ることができ、何よりもその目標を達成する度、自分の自信に繋がっていくと思います^^
自分の強み(長所)を見つける
私達は、自分の短所を探すのは得意ですが、自分の長所を見つけるのは結構苦手だったりします。
短所を聞かれるといくつも思い浮かぶのに、長所を聞かれるとせいぜい2〜3個・・という方もいるのではないでしょうか。
しかし、完璧な人間などこの世に存在しません。誰しも長所と短所を持ち合わせています。
まずは、自分の長所を考えてみてください。きっと、そこに仕事に活かせる何かがあるはずです。それを自分の強みとして活かしていくのです。
自分の強みがわからない、という方もいるかもしれません。
そんな時は、周りの人にぜひ聞いてみてください。家族でも、友達でも、恋人でも、同じ職場の同期でも、誰でも構いません。「私のいいところってなんだと思う?」と聞くのはちょっと恥ずかしいかもしれませんが、意外と自分の長所は自分では気づきにくいものなのです。
ちなみに、
私の強みは『笑顔』です。
実は、これは自分では気づいておらず、周りの人達に言われて気づいたものです。
卒業時や退職時に寄せ書きを頂いたのですが、必ずと言っていいほど、皆『笑顔がステキ』『いつもニコニコ笑ってるね』と書いてくれていました。
もともとは、人見知りやコミュニケーション不足をカバーするために自然と身についた笑顔なのですが、まさかこれが自分の強みになろうとは・・・
今ではそれを自分の強みとして、日々働いています。
患者さんから「あなたの顔を見れるだけで元気が出るよ」と言われた時は本当に嬉しいです。
あなたも、ぜひ自分の強みを見つけてください。
そして、ぜひそれを看護に活かしていってほしいと思います^^
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