初めてのプリセプター。何からすればいい?
初めてプリセプターを経験される方は、まず何から指導していけばいいのかわからない、と思っているかもしれませんね。
病院から配布されるチェックリストや、新人指導計画に沿って実施することも大切ですが、まず初めにやってもらいたいのは、プリセプティーとの関係を築くということです。
入職したばかりの新人さんたちは、慣れない職場環境に不安を感じています。
あなたもそうではありませんでしたか?
新人さん達は仕事よりもまず、職場の人間関係に関心を示し、早く職場の環境に溶け込みたいという欲求の方が大きいのです。
私も新人の頃は慣れない職場環境がかなりのストレスでした。
自分から積極的に話せるタイプでもなかったので、優しく話しかけてくれる先輩が本当に天使のように見えましたね。
この時期は仕事に対する意欲よりも、職場のスタッフ達といい関係を作りたいという欲求の方が強いので、まずはそこを満たさなければ仕事に対する意欲は高まりません。
新人さんを温かく受け入れてくれる職場環境が理想ですが、忙しい業務の中では殺伐とした部分があったり、新人さんのことまで目が行き届かなかったりと、なかなか難しいかもしれませんよね。
そんな時こそ、プリセプターとの関りが大切になってきます。
自分のプリセプターというのは、やはり特別な存在です。
プリセプターから声をかけてもらったり、話を聴いてもらったりすることで新人さんはとても安心します。
プリセプティと良い関係性を築いていくには時間がかかりますが、まずは新人さんが環境に馴染めるまで、見守り声掛けをしてあげることが大切です。
また、プリセプティといい関係が築くことができれば今後の指導もやりやすくなると思います。
まずは「病棟にプリセプターがいると安心する」と思ってもらえるように関わっていきましょう。