ケーススタディ|書き方:結論・おわりに
さあ、いよいよ最後になりました!後は一気にまとめていきましょう。
結論は「結び」「結語」と呼ぶこともありますので、病院の指定に従って書いてくださいね。
結論のポイントは、ケーススタディの目的を一目でわかりやすいようにまとめることです。箇条書きにした方がわかりやすいと思います。
その際、序論(はじめに)の目的と結論がズレないよう、もう一度序論(はじめに)の部分を読み、きちんと繋がりがあるかを確認しましょう。
W.結論
1.変化のない日常生活に看護師の意図的な関りによって生活に変化を与えたことで、患者の言動やADLに良い変化が見られた。
2.A氏の生活背景を考慮した関りを病棟スタッフが積極的に行ったことで、A氏の変化に繋がった。
私の場合、目的を「看護師のどのような関りが患者に変化をもたらしたのかを振り返り考察したい」としているので、もう少し関りについて詳しく結論で述べたほうがよかったですね。
【おわりに】は一言で言うと、ケーススタディをやってみた感想のようなものです。
ケーススタディを通して発見できたこと、気づいたこと、今後の学習課題や反省点などを書くといいでしょう。
参考までに、私のおわりにの部分を載せますね。
おわりに
今回のケースでは、無気力な患者が少しでも気力を持てるように、生活に張りを感じられるようにと患者と関わった。患者の気持ちを良い方向へ変えるためには、まず一つ目に患者の生活に変化を持たせること、二つ目に患者への関りの上でその患者の生活背景などの個別性が重要であること、そして三つ目に看護師の「患者のために何かしたい」という想いが大切であると気づくことができた。
今回のケーススタディで学んだことは、患者との関わり方を考えることも重要だが、それと同時に看護師の患者に「少しでも良くなってほしい。希望を持ってほしい。」という想いが大切であるということである。看護師が患者にその姿勢をみせれば、患者は様々な変化を通してそれに答えてくれるのではないかと感じた。そして、その看護を行うためには自分一人ではなく、スタッフの協力が必要でありチームで看護を行うことの重要性も学ぶことができた。