看護研究の流れ

 

 

まずは、看護研究のおおまかな流れについて説明していきましょう。

 

 

研究の内容はまず、大きく分けて@「計画」→A「実施」→B「普及」(論文制作・発表)の3つにわけられます。

 

 

 

@計画

 

 

まずは、具体的な計画を立てることから始めましょう。

 

テーマの選出、そのテーマをやろうと思ったきっかけ(動機)、目的、方法・・・など、計画書の作り方については後で詳しく述べていきますが、看護研究の計画は、ケーススタディの時の計画よりも、より詳しく綿密にしていく必要があります。

 

先行研究を探し出し、自分たちが明らかにしたいことを明確にして、どうやったらそれが明確になるのかを考えていきます。

 

その中でも自分たちのオリジナリティを加えながら、計画を立てていかなければなりません。

 

計画を立てることは、看護研究にとってとても大切です。

 

しっかりとした計画を立てることができれば、看護研究の半分は終わったと思ってもいいくらいだと私は思います。

 

 

 

A実施

 

 

計画ができれば、後はそれを実践するだけです。

 

計画の段階でデータの収集方法や分析方法をしっかりと考えられていれば、怖いものはありません。

 

しかし、「やっぱりこの分析方法じゃ結果が出ない」とか、「データが足りない」という風になってしまうと修正するのもかなり大変ですし、費やす時間も何倍もかかってしまいます。

 

よって、計画の段階でしっかり構想を練っておくことが大切になるのです。

 

 

 

B普及(論文作成・発表)

 

 

計画から実施を経て、明らかにしたいことへの答えが出たら、次は論文作成です。

 

集めたデータを統計処理し、先行研究をもとに理論的に構成していきます。

 

そして、論文ができたら次は発表です。

 

院内発表から、学会発表まで行う人もいると思います。

 

あなたが行った看護研究によって、これから多くの人の助けになるかもしれません。

 

発表(普及)しなければ、どんなに優れた画期的な方法であっても活用されることはなく、看護界の知識の一部にはなりません。

 

つまり、あなたが行った看護研究が活用されるためにも、世に公表することが大切になるのです。

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

看護研究の大まかな流れが少しわかったでしょうか?

 

次回からは、少し具体的に看護研究の内容について考えていきましょう

 

 

 


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