点滴・注射・薬関係 1
生食(せいしょく):生理食塩水
ワッサー:蒸留水(Wasser)
ツッカー:ブドウ糖液=TZと表します
プロ:%のこと
例)
ご プロ ツッカー=5%ブドウ糖液(5%TZ)
にじゅっ プロ ツッカー=20%ブドウ糖液(20%TZ)
ごじゅっ プロ ツッカー=50%ブドウ糖液(50%TZ)
ヘパ生(へぱせい):ヘパリン生食
ポイント 【ヘパリン生食の作り方】
現在はへパ生キットが主流ですが、自分で調製する場合は、生食9ml+ヘパリン1ml(1000単位/ml)で作りましょう。
1バイアル:1 vial=1V
1アン:1アンプル(ampule)=1A=1筒とも言ったりします。1/2Aは半筒。
iv:静注=静脈注射
im:筋注=筋肉注射
ポイント 【ivとimの間違いはかなり多い!】
医師から口頭指示で注射の指示を出されたら、容量はもちろんですが、用法つまりivなのかimなのかも必ず確認しましょう。
実際にあった例として、痙攣を起こした患者さんに対し、医師が「セルシン半筒打って」と口頭で指示を出しました。指示を受けたNsはセルシンを1/2A ivしました。すると患者さんに呼吸抑制が起こり、実は医師の指示はimだったことが判明しました。
原因は思い込みと確認ミスですね。口頭で指示を受けたときは、必ずオウム返しで医師に確認することが大切です。
「セルシン1/2A、ivですか?」とNsが聞いていれば、「imだよ。」と間違いに気づくことができました。
ivとimの間違いはとても多いです。口頭指示の場合は、必ずオウム返しで確認することを心がけてください。
また、医師に「imだよ。」と言われた後も、「セルシン1/2A 筋注ですね。」と再度繰り返し確認することが大切です。
そうすることでミスがぐっと少なくなりますよ。
何よりも患者さんのため、自分のためにも必ず確認しましょう。
sc:皮下注=皮下注射
ic:皮内注射
ia:動注=動脈注射
div:点滴
局麻:局所麻酔
ルート:点滴の管のこと。ラインとも言ったりします。
例)
ルートをとる。ルート確保。
Vライン:静脈ライン
Aライン:動脈ライン
ボーラス:急速に注入すること
三活(さんかつ):三方活栓
アル綿(あるめん):アルコール綿花
サーフロ:テルモ(株)が販売する静脈留置針(留置針のことをエラスター針とも言います。)
シリンジ:注射器(syringe)
CV:中心静脈(central vein)
IVH:中心静脈栄養(intravenous hyperalimentation)
TPN:高カロリー輸液(total parenteral nutrition)
Rp. :処方(recipe )
T:錠剤(tablet) 1T=1錠
C:カプセル(capsule) 1C=1カプセル
ポイント 【内服薬の書き方】
3T 3×毎食 =毎食後に1錠ずつ内服
2T 2×朝・夕 =朝食後に1錠、夕食後に1錠内服
6C 2×朝・昼 =朝食後に3カプセル、昼食後に3カプセル内服
1T 1×朝食前 =朝食前に1錠内服
つまり、1日に飲む全量 1日のうち何回に分けて飲むか×いつ飲むか を記しています。
最初は難しいかもしれませんが、使っていると徐々に慣れてきますよ。
PO=p.o. :経口(per os)
例)
16:00 頭痛ありロキソニン60mg 1T P.O
サポ:坐薬(suppository)
SE:副作用(side effect)