レーザー治療を始めるまで

 

私の娘には生まれつき左手の関節あたりに青あざがあります。

 

私はおしり以外にも蒙古斑ができることがあると知っていたので、それを最初に見たとき「あ、蒙古斑だ」と思いました。そして、蒙古斑は自然と消えるものだと思っていたので、そのときは特に気にしていませんでした。

 

家族に聞かれたときも、「蒙古斑だよ。お尻以外にもできることがあるの。でも蒙古斑だから自然に消えると思うよ。」と言っていました。

 

 

それから3週間ほど立った頃に、なぜかふとその手の蒙古斑が気になり「手 蒙古斑」で検索をかけてみると、それが「異所性蒙古斑」という名称であること、そして一般的なおしりにある蒙古斑とは違い消えにくいことを知りました。

 

そのときは「えっ!?消えないかもしれない!?女の子なのに・・・!」と動揺しましたが、異所性蒙古斑はレーザーで治療ができるとのこと。

 

それからレーザー治療の料金のこと、安全なのかということ、どれくらい効果があるのか・・・などを調べまくりました。

 

そして私が一番気になったことは、照射前に麻酔をする、ということ。全身麻酔!?と書かれていて正直びっくりしました。

 

この手の治療のために全身麻酔をするのか・・・

 

女の子だし、目に見える場所にあるし、できればとってあげたいけど、全身麻酔はさすがに・・・と思っていたところ、局所麻酔でもできることもわかりました。
部位や範囲によるかもしれないけど、娘の場合手だし局所麻酔でいけるかな、と。

 

「レーザー治療を子供に受けさせるか悩んでいます」と、知恵袋などにも相談されている方もたくさんいました。しかし、「小さいうちにとってあげたほうがいい」という意見もあれば「子供が大きくなってから自分で選択させるべき」「痛いのにかわいそう」などの意見もあり、やはりひとそれぞれ考え方は違います。

 

結局自分の子供にレーザー治療をさせるかどうかは、親である自分が決めるしかない。

 

それから、私はメリットとデメリットをとことん調べ、それを考えたときにメリットのほうが大きいと判断しました。
(レーザー治療のメリットとデメリットはこちらに書いています→異所性蒙古斑のレーザー治療とは

 

そして、もし私が娘だったら小さいうちにとっておいてほしかったと思うはずだと思ったので、レーザー治療をすることに決めました。

 

一番気になっていた全身麻酔については、まずは医者に聞いてから考えようと思いました。

 

 

そしてその1週間後、娘の一ヶ月検診のときに小児科の先生に聞いてみました。

 

「これって異所性蒙古斑ですよね?レーザー治療したほうがいいでしょうか」と聞くと、「そうだね。う〜ん、色が濃いから消えないかもしれないね。とりあえず、皮膚科に行ってみたら?」と。

 

医者に消えないかもしれないと言われ、やはりレーザー治療の必要性を感じました。

 

 

それから1週間後、主人が皮膚科を受診するというので一緒に娘も連れて行くことにしました。

 

そこの先生は、「あ〜これね。まあレーザー治療もできるけど、この子の人生はこの子のものだから、この子が大きくなってからレーザー治療を受けるかどうか本人に決めさせてもいいんじゃないかと思う。」と。

 

私はその時、すでにレーザー治療を受けさせると決めていたので、「でも小さいうちの方が治療効果が高いんですよね?大人になったら消えにくいと聞いたんですけど」(もし大人になって消えなかったらどうすんのよ。小さいときの治療効果とか、いつからできるかとかを教えてほしいのに)とイラッとしながら食い気味に言うと、「まあ〜〜そうだけど・・・。近くに形成外科があるから行ってみたら?専門は美容形成だから。」と投げられましたw

 

そして、近くの形成外科を紹介してもらい、そのままその足で美容形成科を受診しました。

 

問診票に「小さいときの方がレーザーの効果が高いと聞き、レーザー治療を受けさせたい。赤ちゃんでも治療は可能ですか?」と自分の思いをびっしり書きました。

 

そこの先生は穏やかなおじいちゃん先生で、「ああ、これね。レーザー治療はここあたりでは総合医療センターでしかやってないんですよ。だから紹介状書いてあげるね。レーザー治療の事例もたくさん持ってるし、このあざはどれくらいの時期から治療できるかとか、いろいろ専門的に見てくれるから。」と。

 

診察時間はすごく短かったですが、前の皮膚科でモヤモヤ、イライラしていたので、「小さいときから治療できるよ」と言われすごくホッとしたというか、スッキリしました。

 

 

「出来るだけ早く受診したほうがいいよ」と言われたので

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