生まれつきのあざ。異所性蒙古斑とは
私の娘の左手には生まれつき青あざがあります。
それは誰が見ても気づく濃いあざでした。
下の写真は生後2日目の娘の左手です。
(※無断転載禁止)
私は、蒙古斑がお尻以外にも現れることがあるというのは知っていたので「ああ、これは蒙古斑だな」とすぐに分かりました。
そして、いろいろと調べているうちにそれが『異所性蒙古斑』と呼ばれるものであること、そしてお尻の蒙古斑と違い異所性蒙古斑は消えにくいこと、レーザー治療という選択肢があることを知りました。
異所性蒙古斑とは?
生まれつきおしりや背中の下の方にある青あざを『蒙古斑』と呼びます。
アジア人に多く見られ、日本人にはほぼあると言われている誰でも知っている「あざ」のひとつです。
私の3人の子供にもありますし、おそらくみなさんのお子さんにもあるのではないでしょうか。
ところがまれに通常の部位(おしり)以外にも蒙古斑がみられることがあり、これを異所性蒙古斑と呼びます。
私の娘には左手に濃いものがひとつ、薄いものが左足と両肩全体にあるのですが、その他胸やおなかなど全身のあらゆる場所に現れるようです。
異所性蒙古斑の原因とは?
なぜ蒙古斑ができるのかというと、それは「メラノサイト」という細胞が関係しています。
「メラニン」という言葉を聞いたことがあると思いますが、このメラニンを作るのがメラノサイト細胞です。
日焼けするとメラノサイト細胞がメラニンを作り、そのメラニンが光を吸収します。(そのときに皮膚が茶色くなります)つまり、メラニンは光を吸収することで紫外線から体を守っているのです。
メラノサイト細胞は、赤ちゃんがお母さんのおなかにいるときに皮膚の深いところから表面に移動するのですが、このときに何らかの理由でメラノサイト細胞が皮膚の深いところにとどまってしまうことがあります。
これが皮膚の深いところにあるため、青っぽくみえるとのことでした。
しかし、それがなぜ体のいろんな場所でおこるのかは、はっきりわかっていません。
異所性蒙古斑は消えない?
おしりの蒙古斑は、学童期には自然に消失しさほど問題にはなりませんが、異所性蒙古斑は消えにくいと言われています。
「異所性蒙古斑」でかなりググりましたが、ただ、これは本当に人それぞれでした。
いつの間にか消えていたという人もいれば、大人になっても消えてない人もいました。それを個性として気にしていない人もいれば、気にしてレーザー治療をしている人もいました。
異所性蒙古斑は、レーザーを当てて治療することが可能です。
私は娘の1ヶ月検診のとき「濃いから消えないかもね〜」と小児科の先生に言われ、レーザー治療を考えるようになりました。